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私も初めは杖をついて歩いていました。確かに杖は便利です。
3本目のバランスの支柱になってくれますし、
あまり地面を気にせず楽に歩くことができます。
しかし、私は杖をつかない決心をしました。
私は二児の父親です。
長男とはたくさんコミュニケーションを取っていたつもりです。
しかし、長女とは「これからたくさん遊んでやれる」
と思っていた矢先でした。
私が脳内出血で右片麻痺になってしまって…。
私は37歳、長女はまだ3歳でした。一番可愛い盛りです。
私は長女と手を繋ぎたい一心で杖を手放しました。
妻は「危ないから絶対にやめて!」と。
でも、どうしても長女と手を繋ぎたかったのです。
初めは、歩いていても下ばかりを気にして、
長女の手を握ることすらままならない状態でした。
話かけてくる長女の言葉も上の空状態でした。
何とか手を繋ぎながら、
会話をしながら歩きたい…
私は地面を気にすることなく歩く道順を考えました。
つまり、一番平坦な道路です。
単調な道のりですが、長女と楽しく歩けるなら最高だと。
あれから10年が経ちます。
長男は高校1年生、長女は中学2年生になりました。
私は今も杖を使っていません。
「長女と一緒に歩きたい」という願望が、
いろいろ好影響をもたらしてくれました。
軽い荷物なら持って歩ける・雨の日でも歩くことができる・そして、
何よりもバランス感覚が良くなったと…。
杖を使い続けていれば、それは出来ない行動でした。
私もいずれは杖を使うようになると思います。
それまでは、杖なし歩行で頑張ろうと思っています。
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