階段の昇り降り

階段の昇り降り

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階段の昇り降り

片麻痺の人にとって階段の昇降は歩くのが遅いため、
他の人の迷惑にもなるし、なるべくならない方がいいですよね。

でも階段しかない場合、昇降のどちらに注意を払うと思いますか。
私もそうですが、降りるほうに断然注意を払います。

まず、一段ずつしか降りることができないのです。
麻痺側の足を降ろして階段に着く瞬間、
膝がガクッと落ちるような感覚、
つまり身体ごと倒れるような感覚になるため、
良いほうの足を階段に降ろして麻痺側の足を
同じ段に着けるという感じで歩きます。

一方、昇る方は一段一段確実にできます。
グッと麻痺側の足を持ち上げて上段に着ければ、
手すりを利用して良いほうの足をその上段に着けます。

従って、意外と素早く昇ることが出来るのです。
私は入院期間中、何とかもう少し早く階段を
降りることが出来ないものかと、何度も何度も降りる訓練をしました。

しかし、どうしても膝がガクッと落ちる感覚は治ることはありませんでした。
今思えば、訓練してもできないものはできないと
考えるべきだったと思っています。

実は、担当の作業療法士を何度もせっついて
階段降りをお願いした経緯があるからです。

その結果、1度で諦めたらいいものを2度も
階段から落ちてしまったのです。

もちろん、悪いのは私です。
幸いにも怪我をすることもなく無事でしたが…。

担当の作業療法士には本当に迷惑を掛けました。
今でも、ゆっくりゆっくり階段を降りています。

出来なければ、出来る範囲で頑張ればいいのです。
無茶をして人に迷惑を掛けるほうが、よっぽど失礼ですから。